看護学校受験の小論文対策は独学で大丈夫?添削指導・個別指導との違いを比較

看護学校受験の小論文対策は独学で大丈夫?添削指導・個別指導との違いを比較

看護学校受験の小論文対策は、独学でも取り組めます。ただし、「文章を最後まで書けること」と「設問に合った答えを、筋道立てて書けること」は別です。独学を続けるか、添削指導や個別指導を利用するかは、自分の答案の問題点を見つけ、修正できているかで考えてみましょう。

「参考書を読めば、自分でも対策できそう」
「でも、この小論文で本当に問いに答えられているのかな……」

そんな迷いを感じている方もいるのではないでしょうか。特に、学校を卒業してから時間がたっている方や、仕事・家事と受験勉強を両立している方は、限られた時間をどう使うかも悩みどころです。

この記事では、独学・添削指導・個別指導の違いを比較しながら、今の自分に合う小論文対策の選び方を解説します。書き方の基本だけでなく、「書いているのに上達している実感がない」ときの見直し方も紹介します。

※本記事では、看護大学・看護専門学校の入試をまとめて「看護学校受験」と表記します。出題形式や字数、試験時間、評価方法は学校・入試方式によって異なるため、最新の募集要項や公式の過去問を確認してください。

看護学校受験の小論文は、独学でも対策できる?

看護学校受験の小論文は、基本的な書き方の学習や過去問演習を独学で進められます。一方で、自分では気づきにくい設問の読み違いや論理の飛躍を確認するには、第三者の意見が役立ちます。

小論文は、難しい言葉をたくさん使えばよい試験ではありません。与えられた問いを理解し、自分の考えとその理由を、読み手に伝わるように説明することが基本です。看護学校の小論文対策でも、出題意図の理解や論理的な構成が重要とされています。出典:埼玉県医師会「看護学校の小論文対策」

独学で取り組めることは、たとえば次のとおりです。

  • 志望校の募集要項や過去問を調べる
  • 参考書で小論文の基本構成を学ぶ
  • 医療・看護や社会に関する文章を読む
  • 制限時間を決めて答案を書く
  • 誤字脱字や主語・述語の関係を点検する
  • 書いた文章を読み直して修正する

ただし、自分では「理由を書いたつもり」でも、読み手には理由として伝わらないことがあります。

たとえば、「患者との信頼関係にはコミュニケーションが大切だ。なぜなら、コミュニケーションが重要だからだ」という文章は、同じ内容を言い換えているだけで、理由の説明が進んでいません。

独学が難しくなるのは、こうした問題に気づけないときです。対策方法を選ぶうえでの判断軸は、「一人で書けるか」よりも「書いた答案を根拠に沿って見直せるか」に置いてみてください。

独学・添削指導・個別指導の違いを比較

独学は自分で学習と点検を進める方法、添削指導は答案への指摘を受けて改善する方法、個別指導は講師との対話を通じて考え方から学ぶ方法です。ただし、添削と個別指導は重なる場合があり、サービス名だけでは内容を判断できません。

ここでは、比較しやすいように、添削指導を「提出した答案にコメントや修正案が返ってくる形式」、個別指導を「講師とやり取りしながら学ぶ形式」として整理します。

比較項目独学添削指導個別指導
主な進め方参考書・過去問で学ぶ答案を提出して指摘を受ける講師と読み取り・構成・執筆を確認する
書く前の相談自分で考えるサービスによって異なる対応していれば、その場で相談できる
答案の点検自己点検が中心第三者の視点で確認してもらう添削に加え、考えた過程も確認できる
疑問点の質問自分で調べる質問対応の有無による授業内で質問しやすい
時間の自由度自分で調整しやすい提出期限・返却日数に左右される授業日時の調整が必要
費用の確認点教材費など添削回数・再添削・質問対応授業料・入会金・添削の扱いなど
検討しやすい状態自分で書いて修正できる書けるが、内容の妥当性を確認したい何を書くか、どう直すかで止まる

この表は、学習方法を選ぶための一般的な整理です。実際には、個別指導の中に添削が含まれていたり、通信添削でも質問に対応していたりします。

さくら看護予備校の小論文対策コースも、テーマの検討、構成づくり、制限時間内の執筆、マンツーマンでの添削・解説を組み合わせた内容として案内されています。小論文対策コースの詳細はこちら

「添削だから安い」「個別指導なら全部任せられる」と決めつけず、どの段階まで支援してもらえるかを比べましょう。

独学が向いている人・第三者の指導を取り入れたい人

独学が向いているのは、設問の条件を整理し、答案を書いた後に修正点を説明できる人です。何を書けばよいかわからない状態や、同じ問題を繰り返している状態なら、添削・個別指導を検討する目安になります。

次のチェック項目は、合否を予測するものではありません。今の学習で不足している部分を見つけるために使ってください。

独学を中心に進めやすいケース

問いに対する答えと根拠を自分で整理できる場合は、独学を軸にしながら練習を重ねる方法が考えられます。答案を見直したときに、どこをなぜ直したのか説明できるかがポイントです。

  • 設問を読んで「何について答えるのか」を説明できる
  • 書き始める前に、主張と理由をメモできる
  • 指定された時間・字数に合わせて執筆できる
  • 感想と理由の説明を区別できる
  • 自分の文章のわかりにくい箇所を修正できる
  • 学習計画を立てて継続できる

独学を選んでも、最後まで誰にも見てもらってはいけないわけではありません。普段は自習し、途中で学校の先生や添削サービスに答案を確認してもらうなど、組み合わせて考えてよいのです。

添削指導・個別指導を検討したいケース

第三者の支援を考えたいのは、答案の問題点がわからず、練習のたびに同じところで止まる場合です。文章を書く前に困っているのか、書いた後の修正で困っているのかを分けると、必要な支援が見えてきます。

  • 字数は埋まるが、問いに答えられているか不安
  • 「もっと具体的に」と言われても、直し方がわからない
  • 自分の経験談だけで文章が終わってしまう
  • 課題文の要約と自分の意見が混ざる
  • 参考書の解答例を読むとわかるが、一人では書けない
  • 書き始めるまでに時間がかかり、練習が進まない

すでに答案を書けるなら、まず添削で課題を確認する方法があります。一方、主張を決める段階から迷う場合は、考え方を言葉にしながら整理できる個別指導を検討しやすいでしょう。

看護学校の小論文対策で確認したい4つのポイント

小論文の練習では、設問への対応、主張と理由のつながり、具体例の役割、文章表現を確認しましょう。これらは一般的な点検項目であり、志望校が公表する評価基準がある場合は、その内容を優先してください。

看護系小論文の解説でも、出題テーマに沿っていること、主張が明確であること、理由が論理的・具体的であること、構成や表記が整っていることが確認項目として挙げられています。出典:アガルート「看護学部の小論文対策」

1.設問が求めていることに答えているか

小論文では、テーマが同じでも、問い方が違えば必要な答えも変わります。まず設問の指示を分けて読み、答案に含めるべき内容を確認しましょう。

たとえば、次の設問は似ているようで、答えるべき内容が異なります。

  • 患者とのコミュニケーションが重要な理由を述べなさい
  • 患者とのコミュニケーションで生じる課題と、その対応を述べなさい
  • 課題文の筆者の意見を要約したうえで、自分の考えを述べなさい

「重要な理由」を問われているのに、具体的な対応だけを書いても、問いに十分に答えたことにはなりません。「理由」「課題」「対応」「要約」など、指示を示す言葉に印をつけるところから始めてみましょう。

2.主張と理由がつながっているか

主張には、「なぜそう考えるのか」という説明が必要です。理由を読んだ人が、主張に納得できる流れになっているかを確認します。

練習では、自分の主張に「なぜ?」と問いかけてみてください。

「相手の話を聞くことが大切だ」と書いたなら、そこから一歩進めて、「話を聞くことで何がわかるのか」「それがどのような対応につながるのか」を考えます。

ただし、「必ず信頼される」「すべての問題が解決する」といった断定は慎重に扱いましょう。説明できる範囲で、具体的に述べることを大切にしてください。

3.具体例が主張を支えているか

具体例は、体験の印象深さを競うためではなく、考えの根拠を伝えるために使います。その経験から何がいえるのかまで説明すると、主張とのつながりが明確になります。

社会人の方なら、接客、チームでの仕事、家族との関わりなどを題材にできることもあります。

ただし、「仕事で人に感謝された」という話を長く書くだけでは、設問との関係が伝わらないかもしれません。その経験のどの部分が、自分の考えを裏づけているのかを整理しましょう。

経験を書きたい気持ちを優先するのではなく、設問に答えるために必要な経験を選ぶことが大切です。

4.読み手が理解しやすい表現になっているか

内容を伝えるには、主語・述語の対応や段落構成、誤字脱字などの点検も必要です。内容面の見直しと表現面の見直しを分けると、確認すべきことを整理しやすくなります。出典:アガルート「看護学部の小論文対策」

たとえば、一文に複数の話題を詰め込みすぎていないか、「これ」「それ」が何を指しているかわかるかを確認します。

難しい言葉に置き換えることよりも、自分の意図が読み手に届く文章を目指しましょう。

独学で進める小論文対策の5ステップ

独学では、「出題形式の確認→構成メモ→執筆→点検→書き直し」の順に取り組む方法を提案します。書いた本数だけでなく、前の答案から何を改善できたかを記録していきましょう。

ここからは、自習に取り入れやすい実践手順を紹介します。

ステップ1.志望校の出題形式を確認する

最初に調べたいのは、志望校でどのような小論文が出題されるかです。テーマだけでなく、課題文・資料の有無や、設問の数まで確認しましょう。

確認項目は、次のように一覧にしておくと便利です。

  • 試験時間
  • 制限字数
  • テーマ提示型・課題文型・資料型などの形式
  • 要約や説明を求める設問の有無
  • 解答用紙や筆記方法に関する指示
  • 学校が公表している評価の観点

過去問が見つからない場合は、学校公式サイトや入試窓口で公開・配布の有無を確認してください。別の学校の問題を使う場合も、志望校との形式の違いを意識しましょう。

ステップ2.本文を書く前に構成メモを作る

構成メモでは、問いへの答え、理由、具体例、結論を短く整理します。最初から完成した文章にしようとせず、筋道が通っているかを確認することが目的です。

練習用のメモは、次の形から始められます。

  1. 問いに対して、自分はどう考えるか
  2. そう考える理由は何か
  3. 理由を説明する具体例は何か
  4. 別の立場から考えると、どのような注意点があるか
  5. 最後に何を伝えるか

ただし、すべての問題に同じ型を当てはめる必要はありません。要約を先に求められている場合などは、設問の指示に合わせて構成を変えてください。

ステップ3.時間を測って書く

構成の練習に慣れたら、志望校の試験時間を意識して執筆します。書き終える時間だけでなく、読み取り・構成・見直しにかかった時間も記録しましょう。

最初から時間内に完成しなくても、そこで自信をなくす必要はありません。

「課題文を読む時間が長い」「主張を決めるまでに迷う」「最後の段落で字数が足りなくなる」など、どこで時間を使っているかがわかれば、次の練習課題を絞れます。

ステップ4.内容と表現を分けて点検する

自己点検は、まず設問への対応と論理を確認し、その後で表記や文章を確認する順番で行ってみましょう。誤字の修正だけで見直しを終えないことが大切です。

点検する段階自分に問いかけること
設問への対応求められた内容をすべて書いたか
主張自分の答えを一文で説明できるか
理由「なぜそう考えるのか」が伝わるか
具体例主張の説明に必要な例になっているか
一貫性途中と最後で考えが変わっていないか
表現主語・述語、段落、誤字脱字に問題はないか

点検の結果、「問題がある気はするけれど、どこかわからない」と感じるなら、第三者に見てもらうタイミングです。

ステップ5.同じ答案を書き直す

書き直しでは、指摘された言葉を置き換えるだけでなく、主張や理由の組み立てを確認します。修正の理由を説明できる状態を目指しましょう。

たとえば、答案ごとに次の3点を残しておく方法があります。

  • 今回見つかった課題
  • 書き直した箇所とその理由
  • 次の問題で気をつけること

「具体例が足りなかった」と記録するだけでなく、「経験の説明で終わり、主張との関係を示していなかった」と書くと、次の答案で確認すべき点が明確になります。

小論文の参考書は「解答例の多さ」だけで選ばない

独学用の参考書は、志望校の出題形式に合い、考え方や書き直し方を学べるものを選ぶ方針で考えてみましょう。解答例を読んで理解できることと、自分で答案を作れることを分けて確認します。

教材を選ぶときは、次の点を見比べてみてください。

  • 小論文が初めての人にも説明がわかるか
  • 設問の読み取り方が解説されているか
  • 構成メモから答案になるまでの過程が示されているか
  • 改善前・改善後の違いを学べるか
  • 志望校に近い形式の練習問題があるか
  • 医療・看護の用語が、意味まで説明されているか

最初から何冊もそろえるより、一冊を使って「読み方を学ぶ」「実際に書く」「自分の答案を見直す」という学習を試してみましょう。

解答例を読む際は、表現を覚えるだけでなく、段落ごとの役割をメモします。「ここで主張を示している」「ここで反対の立場にも触れている」と整理すると、自分の答案との比較に使えます。

また、手元の教材で説明されている構成を、すべての問題に無理に当てはめないようにしてください。参考書は考え方を学ぶために使い、実際の解答では設問の条件を優先しましょう。

独学でつまずきやすい場面と、対策の選び方

小論文の勉強法を見直すときは、「小論文が苦手」と一括りにせず、つまずいている場面を分けてみましょう。読み取り、構成、執筆、見直しのどこで止まるかによって、試したい対策が変わります。

次の表は、自分の課題を整理するための目安です。

困っていること自習で試すこと第三者に相談したいこと
何を問われているかわからない設問の指示を短い言葉に分ける設問の読み取り方を確認する
自分の意見が決まらない複数の立場と理由をメモする考えを絞る過程を一緒に整理する
字数が足りない理由や具体例の説明が抜けていないか確認する説明不足の箇所を指摘してもらう
字数を超えてしまう設問と関係の薄い説明を探す残す内容と削る内容の判断を相談する
時間内に終わらない工程ごとの時間を記録する読み取り・構成・執筆のどこを改善するか確認する
書いても上達を感じない過去の答案と修正内容を比較する同じ問題が残っていないか見てもらう

たとえば、字数が足りないときに、単に言葉を長く言い換えても、説明が充実したことにはなりません。「理由の説明が一段抜けているのか」「具体例と主張の関係を書いていないのか」を確認してみてください。

反対に、字数を超えるときも、結論を削って無理に収めるのではなく、同じ説明の繰り返しや、設問と関係の薄い経験談がないかを見直します。

どちらも一人で判断しにくい場合は、添削で「不足している説明」「削っても意味が変わらない箇所」を確認してもらう方法があります。

添削指導を選ぶなら、修正の理由まで確認しよう

添削指導を選ぶ際は、修正箇所の多さよりも、なぜ直す必要があるのか理解できるかを確認しましょう。答案を返してもらった後の質問や再添削の有無も、比較したいポイントです。

小論文の添削は、誤字脱字のチェックだけではありません。設問への答え方、理由の不足、具体例の使い方など、内容面の指摘を受けられるかを確認してください。

申込前には、次の項目を聞いてみましょう。

  • 看護学校受験の小論文に対応しているか
  • 志望校の過去問を提出できるか
  • 内容・構成・表現のどこまで確認してもらえるか
  • 添削結果について質問できるか
  • 書き直した答案の再添削に対応しているか
  • 返却までに何日かかるか
  • 総額と追加料金の条件はどうなっているか

特に受験直前は、「いつ返ってくるか」が重要です。返却後に質問し、書き直す時間まで含めて計画を立てましょう。

添削が返ってきたら、指摘を3つに分ける

添削結果は、「設問の理解」「内容と構成」「文章表現」に分けて整理してみましょう。修正すべき点が多いときも、何から直すかを考えやすくなります。

整理の例は、次のとおりです。

分類指摘の例復習で取り組むこと
設問の理解対応策を問われているのに理由だけを書いている設問を読み直して必要な答えを整理する
内容と構成主張と具体例がつながっていない構成メモから組み直す
文章表現一文が長く、主語と述語が対応していない文を区切り、伝えたい内容を明確にする

表現だけを整えても、設問に答えていなければ、根本的な問題は残ります。まず問いへの対応を確かめ、その後で説明の順番や言葉遣いを見直す順序で進めてみてください。

指摘がわからないときは、質問を具体化する

「わかりません」だけで終えず、どの指摘の、どの部分を理解できないのか伝えてみましょう。質問を作ること自体も、自分の課題を整理する練習になります。

たとえば、次のような聞き方ができます。

  • 「具体性が足りない」とありますが、行動の説明と理由の説明のどちらが不足していますか
  • この経験を残す場合、主張とどうつなげればよいでしょうか
  • 第2段落は削るべきですか。それとも説明を補うべきですか
  • 次の問題でも使える見直し方を教えてもらえますか

指摘の意味がわからないまま、新しい答案を提出し続ける必要はありません。立ち止まって一つの問題を理解し直す時間も、学習計画に入れましょう。

個別指導は「何を書くか」で止まる人の選択肢になる

個別指導では、答案の完成後だけでなく、設問の読み取りや主張を決める段階から相談できる場合があります。書き始める前につまずく人は、対話を通じて考えを整理する指導があるか確認しましょう。

たとえば、講師から「そう考えた理由は?」「反対の立場では何が問題になる?」と聞かれることで、まだ言葉にできていなかった考えを整理する学習が考えられます。

さくら看護予備校の小論文対策コースでは、テーマや出題意図の検討、構成づくり、執筆、マンツーマンでの添削・解説、次回に向けた課題設定が案内されています。小論文対策コースの詳細はこちら

ただし、授業中に理解できることと、一人で再現できることは分けて確認しましょう。受講後は、講師の説明を見ずに構成を作り直したり、別の問題で同じ考え方を使ったりする練習も取り入れてください。

また、オンライン個別指導を検討する場合は、答案の提出方法、画面上での確認方法、手書き答案への対応、受講可能な日時を事前に確認しておくと安心です。

個別指導の前に、迷った過程を残しておく

授業前は、完成答案だけでなく、構成メモや迷った箇所も残しておきましょう。どの段階で困ったのかを伝える材料になります。

たとえば、次のようなメモが考えられます。

  • 二つの主張で迷い、一つに決められなかった
  • 課題文のこの部分をどう解釈するかわからなかった
  • 具体例を二つ考えたが、どちらを使うべきか迷った
  • 結論を書いたときに、冒頭の主張とずれてしまった

「完成した文章だけをきれいに見せる」のではなく、途中で止まったところも含めて相談してみてください。

受講後は、「今日わかったこと」と「次に自分で確認すること」を一つずつ書き残す方法を提案します。講師の説明を聞いて終わりにせず、次の答案で試すところまでを一組にしましょう。

オンラインで小論文の添削・個別指導を受けるときの確認事項

オンライン指導を選ぶ際は、授業を受けられるかだけでなく、答案の提出・確認・返却・質問まで無理なく続けられるかを確認しましょう。生活時間に合うことと、必要な指導を受けられることの両方を見て選びます。

さくら看護予備校では、オンライン授業と対面授業による1対1個別指導を案内しています。小論文対策でも、テーマの検討や執筆、添削を含むコースが紹介されています。小論文対策コースの詳細はこちら

受講方法を比較するときは、次の点を確認してください。

  • スマートフォン・パソコンなど、必要な機器は何か
  • 手書き答案を写真やPDFで提出できるか
  • 文字が不鮮明な場合、どう提出し直すか
  • 添削コメントはどの形式で返ってくるか
  • 授業中に答案の同じ箇所を見ながら質問できるか
  • 授業外の質問に対応しているか
  • 通信不良や欠席時の扱いはどうなっているか
  • 予約変更・振替の条件はどうなっているか

特に、仕事や家事の合間に受講する方は、「予約できる時間」だけでなく、課題に取り組む時間まで確保できるかを考えてみましょう。

また、本番が手書きで行われる場合は、自習でも実際に手を動かして練習する時間を設けてください。オンラインで学ぶことと、本番の形式に合わせて練習することは分けて計画します。

社会人入試の小論文対策は、経験の棚卸しと設問対応を分ける

社会人の小論文対策では、仕事や生活の経験を整理しつつ、その経験を使うかどうかは設問に合わせて判断しましょう。経験を多く書くことより、問いに対する考えを説明することを優先します。

「社会人経験があるから、書く内容はたくさんある」と感じる方もいれば、「医療の仕事をしていないので、題材がない」と不安になる方もいるかもしれません。

まずは練習用として、経験を次のように整理してみてください。

振り返る項目メモする内容
状況どのような場面だったか
課題誰が、何に困っていたか
自分の行動何を考え、どう対応したか
結果何が変わり、何が残ったか
振り返り今ならどう考えるか

そのうえで、実際の問題に取り組むときは、「この経験は設問に答えるために必要か」を考えます。

また、一つの経験から「誰でも同じだ」「すべての場面で有効だ」と広げすぎないようにしましょう。自分の経験で説明できることと、別の根拠が必要なことを分けて書く姿勢を大切にしてください。

仕事・家事と両立する場合は、毎回まとまった答案を書こうとせず、短い時間で行う練習と、時間を測って書く練習を分ける方法も考えられます。

忙しい人のための小論文学習スケジュール例

学習計画は、新しい答案を書く日だけでなく、読み取り・復習・書き直しの時間も含めて作りましょう。次の例は標準的な必要量ではなく、自分の生活に合わせて調整するためのたたき台です。

取り組む場面学習内容
短い時間を使う日設問を読み、求められている内容をメモする
別の短い時間を使う日主張・理由・具体例の構成メモを作る
まとまった時間を取れる日時間を測って答案を書く
翌日以降内容と表現を分けて自己点検する
添削を受ける場合不明点を質問し、指摘を整理する
次のまとまった時間同じ答案を書き直す
次の問題に進む前今回の課題を一つ確認する

短時間の練習と通し演習は、目的を分けて取り入れます。構成メモだけを作る日があっても構いませんが、それだけで終わらず、試験時間を意識して最初から最後まで書く機会も設けましょう。

学習が進まない週があった場合も、予定をすべて取り戻そうとして無理をするより、「次の一回で何を確認するか」を決めて再開してみてください。

受験日が近い場合は、添削の返却日や授業の空き状況を確認し、残り時間で何を優先するか相談しましょう。

書き直し例で考える「添削」と「個別指導」の使い分け

添削は答案に表れた問題を確認する手段になり、個別指導はその問題が生まれた考え方まで確かめる手段になります。次の例のように、どの段階で困っているかによって活用方法を考えてみましょう。

以下は説明のために作成した短い文章で、実際の入試答案や合格答案ではありません。

設問例:「相手の立場を理解するために大切なことについて、あなたの考えを述べなさい」

書き始めの例:

相手の立場を理解するには、優しさが大切だ。私は接客の仕事でお客様に優しく接し、感謝されたことがある。そのため、看護師にも優しさが必要だと思う。

この文章では、「優しさ」がどのような行動を指すのか、なぜその行動が相手の立場の理解につながるのかが、まだ十分に説明されていません。

改善の方向を示す例:

相手の立場を理解するには、自分の推測だけで判断せず、相手が何に困っているのかを確かめる姿勢が大切だ。接客の仕事では、急いでいるように見えた相手が、実際には説明の内容に戸惑っていたことがあった。この経験から、表情や態度を見て判断するだけでなく、相手の話を聞いて状況を確認する必要があると考える。

これは完成答案ではありませんが、行動・経験・主張の関係が見えるようになっています。

添削なら、「優しさを具体化する」「経験と主張のつながりを示す」といった指摘を受ける形が考えられます。

一方、その指摘を読んでも書き直せない場合は、個別指導で「その場面で何を見て、何を考え、どう行動したか」を一緒に整理する方法があります。きれいな文章に直してもらうことよりも、次に自分で考えられるようになることを目標にしましょう。

看護学校受験の小論文対策でよくある質問

小論文対策は、必要な期間や添削回数を一律に決めるより、志望校の形式と現在の課題に合わせて組み立てることが大切です。迷いやすい点を、質問ごとに整理します。

Q1.小論文対策はいつから始めればよいですか?

志望校や受験方式を検討する段階で出題内容を調べ、できるだけ早く一度書いてみましょう。実際に書くことで、必要な準備を具体的に考えられます。

最初の答案では、完成度よりも「課題文を読めるか」「構成を作れるか」「時間内に書けるか」を確認してください。試験日から逆算するときは、添削の返却や書き直しの時間も含めましょう。

Q2.添削は何回受ければ十分ですか?

すべての受験生に共通する回数はありません。回数だけでなく、指摘された課題を次の答案で改善できているかを確認しましょう。

同じ内容を繰り返し指摘される場合は、答案を増やす前に、指摘の意味を質問したり、同じ問題を書き直したりする方法を検討してください。

Q3.看護・医療の専門知識がないと書けませんか?

必要な知識は設問によって異なり、専門用語を並べることが小論文の目的ではありません。看護学校の小論文では、医療・福祉の知識に加え、自分の考えを論理的に伝える表現力も求められます。出典:埼玉県医師会「看護学校の小論文対策」

志望校の過去問を見て、どのような背景知識が必要か整理しましょう。調べた知識を使う際は、意味がわからない用語や出典を確認していない数字を無理に入れないようにしてください。

Q4.社会人入試では、仕事の経験をたくさん書いたほうがよいですか?

仕事の経験は、設問への答えを支える場合に使いましょう。職歴の長さや経験の多さを伝えることと、小論文の問いに答えることは別です。

まず自分の主張を決め、その説明に必要な経験だけを選びます。志望理由書のような自己紹介に偏らないよう、経験から何を考えたのかまで示してください。

Q5.小論文だけ予備校で対策できますか?

小論文のみの受講に対応する予備校もあります。さくら看護予備校では、小論文、願書添削、面接練習など、必要な対策に絞った受講が案内されています。受講に関するよくあるご質問はこちら

申込前には、小論文対策の授業内容、添削の扱い、受講回数、料金、開始できる時期を確認してください。

Q6.費用を抑えたい場合は、どう組み合わせればよいですか?

自習で進められる部分と、第三者に確認してほしい部分を分けて検討しましょう。参考書学習や演習を自分で行い、判断に迷う答案について添削や個別指導を利用する方法も考えられます。

料金を比べる際は、月額や1回分の表示だけでなく、入会金、教材費、再添削、質問対応を含む総額で確認してください。

Q7.文章を書くことが苦手でも、独学から始めてよいですか?

まずは独学で一度取り組み、どこで困るのか確認するところから始めて構いません。最初から完成答案にしようとせず、問いへの答えと理由を短く書いてみましょう。

そのうえで、主張を決められないのか、説明を文章にできないのか、書いた後の修正が難しいのかを分けます。つまずきが具体的になると、添削や個別指導で相談したい内容も整理できます。

Q8.参考書の解答例を覚えれば対策になりますか?

解答例は、そのまま覚えるより、主張・理由・具体例のつながりを分析する材料として使ってみましょう。実際の設問に合わせて、自分で構成を作る練習も必要です。

解答例を閉じた後に、「この答案は何を主張し、何を根拠にしていたか」を説明してみてください。そのうえで、自分ならどう答えるかを考えてみましょう。

Q9.小論文で書くことが思いつかないときは、どうすればよいですか?

まず設問を短い言葉に言い換え、考えられる立場と理由を箇条書きにしてみましょう。立派な意見を最初から作ろうとせず、自分が説明できる考えを探します。

課題文がある場合は、筆者の主張や示された問題を確認してください。関連する言葉を並べても考えがまとまらないときは、構成を作る段階から質問できる指導を検討する方法があります。

Q10.字数が足りないときは、どうすればよいですか?

言葉を引き延ばす前に、理由の説明や具体例とのつながりが抜けていないか確認しましょう。何を補うと読み手が理解しやすくなるかを考えます。

「大切だと思う」で止まっているなら、なぜ大切なのか、それによって何が変わるのかを書き出してみてください。字数条件への対応は、設問や解答上の指示を確認したうえで練習しましょう。

Q11.字数が多くなりすぎる場合は、何を削ればよいですか?

最初に、設問と関係の薄い説明や、同じ内容の繰り返しを探してみましょう。主張を支えるために必要な理由まで削らないよう注意します。

経験談が長い場合は、出来事のすべてを説明するのではなく、主張に関係する場面に絞ります。判断が難しければ、添削時に「どの説明を残すべきか」を質問してください。

Q12.家族や友人に読んでもらうだけでもよいですか?

家族や友人には、意味が伝わるか、わかりにくい表現がないかを聞いてみる方法があります。ただし、それだけで志望校の評価に対応できていると判断しないようにしましょう。

読んでもらう場合は、答案と一緒に設問も渡してください。「文章として読みやすいか」と「問いに答えているか」を分けて感想を聞くと、見直しに使いやすくなります。

Q13.添削でたくさん直されると、自信をなくしてしまいます。

修正の数だけで自分の力を判断せず、今回優先して直すことを一つか二つに絞ってみましょう。指摘を学習課題として整理するところから始めます。

たとえば、「今回は主張と理由をつなぐ」「次は経験の説明を短くする」と段階を分けても構いません。どこから取り組むべきかわからなければ、添削者に優先順位を質問してください。

Q14.同じ問題を書き直すのと、新しい問題を解くのは、どちらを優先すべきですか?

指摘の意味を理解できていない場合は、まず同じ問題を書き直す方針を考えてみましょう。理解できた後は、新しい問題でも同じ点に注意できるか試します。

書き直した答案だけでは、自分で応用できるようになったか判断しにくいため、復習と新しい問題での確認を組み合わせてください。

Q15.オンラインでも、手書きの小論文を添削してもらえますか?

手書き答案の提出方法と対応の有無は、受講先に確認してください。写真・スキャン・PDFなど、受け付ける形式や提出方法を事前に聞いておきましょう。

あわせて、原稿用紙上の段落や字数、文字の読みやすさまで確認してもらえるかを聞くと、希望する指導内容との違いを把握できます。

Q16.小論文と志望理由書は、同じ書き方でよいですか?

少なくとも、本記事で扱う小論文では、設問に対する答えと理由を中心に組み立ててください。自分の志望理由や経験を、どの問題にも当てはめないようにしましょう。

志望理由を問う内容が出ている場合も含め、まず指示を確認します。「看護師になりたい」という気持ちを書くことが、その問題への答えになっているかを点検してください。

Q17.医療に関するニュースは、どのように勉強すればよいですか?

記事を読んだ後に、「何が問題なのか」「誰に関わるのか」「自分はどう考えるか」を短く整理する練習を提案します。ニュースの内容と、自分の意見を分けてメモしましょう。

数字や制度を答案で使う場合は、元の資料や公的機関の情報を確認してください。読んだ話題をすべて答案に入れようとせず、設問との関係を考えて使います。

Q18.独学から予備校の指導に切り替えるタイミングはいつですか?

自分では修正点を判断できない、同じ指摘を繰り返し受ける、学習が止まっていると感じたときが、相談を検討する目安です。直前まで一人で抱え込む必要はありません。

切り替える場合も、独学で取り組んだ答案や教材を捨てずに持参しましょう。これまでの学習を伝えたうえで、必要な指導と残りの学習計画を相談してください。

自分に必要な小論文対策を、さくら看護予備校で相談する

さくら看護予備校では、看護学校受験に向けた小論文対策と、完全1対1の個別指導を案内しています。独学を続けるか迷っている方は、現在のつまずきを整理して相談してみましょう。さくら看護予備校の公式サイトはこちら

相談前に、次の情報をまとめておくと、確認したいことが明確になります。

  • 志望校と入試方式
  • 受験予定日
  • 過去問や出題形式
  • これまでに書いた答案
  • 参考書や学習の進め方
  • 特に困っていること
  • 受講できる曜日・時間帯と予算

たとえば、「小論文が苦手です」だけでなく、「主張は決められるけれど、理由を書くと同じ説明を繰り返してしまう」と伝えると、相談したい課題を具体化できます。

さらに、次の項目も相談時に確認しておきましょう。

確認したいこと質問例
指導内容設問の読み取りや構成づくりから教えてもらえますか
志望校への対応手元の過去問を使って対策できますか
添削の範囲内容・構成・表現のどこまで確認してもらえますか
復習方法書き直した答案への確認はありますか
受講方法オンラインで手書き答案を提出できますか
学習計画受験日までに何を優先すればよいですか
費用入会金・教材費などを含む総額はいくらですか

さくら看護予備校は、WEB・LINEからの無料相談予約を案内しています。相談では、必要な受講内容や学習スケジュールとともに、小論文のみの受講条件、添削方法、最新の料金を確認してください。無料相談の案内を公式サイトで確認する

まとめ|独学かどうかより、答案を改善できているかを確かめよう

看護学校受験の小論文対策は、独学・添削指導・個別指導のいずれか一つに決める必要はありません。自分で進められる部分は自習し、判断が難しい部分に支援を取り入れる考え方ができます。

まずは志望校の形式に近い問題を一つ書き、設問に答えているか、理由が伝わるか、自分で修正できるかを確かめてみてください。

書けるけれど内容に自信がないなら添削を、何を書くか決める段階で止まるなら個別指導を検討する――そのように、今の課題から選ぶと学習方法を整理しやすくなります。

小論文の練習では、書いた本数だけで自分を評価しなくて大丈夫です。「前より問いを正確に読めた」「経験と主張をつなげられた」といった変化を確かめながら、次の一枚につなげていきましょう。

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